2019/10/7 プラン改定と消費増税により料金等修正しました。
2019/8/18に実際にケータイプランへ契約変更しました!
2019年6月からドコモが端末・通信料金分離プランとして新料金プランを発表しました。
ギガホ・ギガライトが目立っていますが、あわせて登場した「ケータイプラン」というプランがあります。
実はコレがなかなかのシロモノで、ドコモケータイ向けのプランですが契約後は指定外スマホに挿して使うことが可能。
ボクのようにFOMA+格安SIMのDSDSで運用している人にとって、FOMA SIMのかわりとなる新たなプランなんです。
FOMAの新規受付終了後やFOMA自体の終了後、それどころか現時点でもFOMAから乗り換える対象としてふさわしい「ケータイプラン」についてご紹介します。
- FOMAの新規受付終了、そしてFOMA自体の終了も近い・・・ならケータイプラン!
- ドコモのケータイプランを契約するための条件
- ドコモのケータイプランにするとどう変わる?
- ケータイプランならdocomo Wi-Fiが無料で使える
- ケータイプランなら通話無料オプションが選べ、指定外デバイス料が不要に
- ケータイプランならVoLTEが使える
- ケータイプランならずっとドコモ特典で毎年ポイントがもらえる(2019/10よりポイント減額)
- ケータイプランならドコモ子育て応援プログラムに加入できる
- ケータイプランならHUAWEIスマホでもDSDS運用が可能かも?
- ケータイプランには無料通話料がない・・・
- ドコモのケータイプランとFOMAの料金をずっとドコモ特典込みで比較してみた
- ボクもケータイプランに契約変更しました
- 『解約違約金1,000円/定期契約ありなし差額170円』騒ぎによる値上げが気になる⇒ずっとドコモ特典減額へ・・・
- ドコモ新プラン「ケータイプラン」まとめ
FOMAの新規受付終了、そしてFOMA自体の終了も近い・・・ならケータイプラン!
FOMAの新規受付が2019年9月末で終了とドコモから発表されました。
2019年9月30日をもって「FOMA総合プラン」は新規受付を終了させていただきます。
2019年10月からFOMAの新規契約はできなくなってしまうため、残念ながら既存のユーザ以外はFOMA+格安SIMのDSDS運用の道が閉ざされてしまいます。
さらに、FOMA自体も2020年代半ばの終わりが見えている状況なので既存ユーザもFOMAの次の対策を検討しておかなければなりません。
ドコモのケータイプランを契約するための条件
ケータイプランを契約するには以下のいずれかの条件が必要です。
ケータイプラン契約の条件
- ドコモケータイを持ち込む(新規契約の場合)
- 契約にあわせドコモケータイを購入する
- ドコモでの直近の購入端末がドコモケータイ
- FOMA→Xiへの契約変更(ショップによるかも)
新規契約の場合はドコモケータイの持ち込みによる契約OKとドコモ公式サポートのツイートがあります。
一方、機種変更の場合は残りの3つのうちいずれかの条件を満たさなければなりません。
たとえば、すでにギガホ・ギガライトなどでスマホを契約中の方はあわせてドコモケータイの購入が必要です。
こんにちは。ドコモ公式サポート橋本です。既設の回線でケータイプランへお申込みをする場合は、窓口でのご案内のとおり、直近の購入端末について条件がございます。新規契約の場合は、端末を購入しなくてもドコモ ケータイをお持ち込みいただくことでケータイプランのご契約が可能となっております。
— ドコモ公式サポート (@docomo_cs) June 18, 2019
ボクの場合、直近の購入端末はドコモのガラケーでFOMA契約の状態。
この状況でケータイプランにできるかについてはショップ側の判断となってしまうようです。
こんにちは。ドコモ公式サポート菅原です。大変心苦しいのですが、ご連絡いただいた件については手続き予定の店舗へ直接ご相談をお願いしています。店舗検索→ https://t.co/irPmqKdxl6 当方へお問い合わせくださったにもかかわらず、お力になれず申し訳ございません。
— ドコモ公式サポート (@docomo_cs) July 23, 2019
ドコモのケータイプランにするとどう変わる?
ドコモのケータイプランはFOMAのプランと比べていいところがたくさんあります。
ただ難しいのはやはり通話料金のところ。
ケータイプランならdocomo Wi-Fiが無料で使える
ケータイプランはdocomo Wi-Fi無料キャンペーンの対象のため、2020年6月末まで無料でdocomo Wi-Fiを利用できます。
2020年7月以降は2020年度第1四半期に提供予定のdポイントクラブ会員向け無料Wi-Fiでカバーしてくれるはずです。
ケータイプランなら通話無料オプションが選べ、指定外デバイス料が不要に
ケータイプランには通話無料の音声オプションをつけられます。(5分/回または無制限を選べます)
これまではプランに勝手に付帯していましたが、新プランではオプションとなり任意でつけられるように。
また、通話無料オプションの料金はギガホ/ギガライト向けと同一で、これまで存在していた「指定外デバイス使用料」が不要に。
音声オプションの料金一覧
音声オプション | 月額料金 |
---|---|
かけ放題オプション | 1,700円 |
5分通話無料オプション | 700円 |
かけ放題オプションは通話料が完全に無料になり、5分通話無料オプションは1回の通話ごとに5分まで無料になります。
ケータイプランならVoLTEが使える
ケータイプランはFOMAではなくいわゆる4Gのガラホ向けのプランです。
4G向けのプランであるケータイプランではVoLTEが利用可能というメリットがあります。
スマホがVoLTEに対応している必要があります。
VoLTE:LTEネットワークを使って高音質で安定した通話サービスを提供する技術
ケータイプランならずっとドコモ特典で毎年ポイントがもらえる(2019/10よりポイント減額)
ケータイプランは「ずっとドコモ特典」の対象になっています。
「ずっとドコモ特典」は、ポイントクラブのステージに応じて毎年誕生月にdポイントが付与される特典です。
付与されるdポイントは期間・用途限定で携帯料金の支払いには使えません。d払いなどでAmazonギフトなどに変えるのがおすすめ。
ステージに応じた毎年の付与ポイントは以下のとおり。
法改正の影響により、2019/10以降に契約変更した場合付与ポイントが減額されることになってしまいました。
ずっとドコモ特典の付与ポイント
dポイントクラブのステージ | 付与ポイント |
---|---|
プラチナステージ | 1,200(3,000)pt |
4thステージ | 1,200(2,000)pt |
3rdステージ | 1,200(1,500)pt |
2ndステージ | 1,000pt |
1stステージ | 500pt |
※カッコ内は2019/9以前契約の場合の付与ポイント
各ステージの条件は、ドコモの継続利用年数か、dポイントの6ヶ月間の累計獲得ポイントにより決定します。
dポイントクラブステージの条件
dポイントクラブのステージ | 条件 |
---|---|
プラチナステージ | 継続15年 or 6ヶ月累計10,000pt |
4thステージ | 継続10年 or 6ヶ月累計3,000pt |
3rdステージ | 継続8年 or 6ヶ月累計1,800pt |
2ndステージ | 継続4年 or 6ヶ月累計600pt |
1stステージ | - |
ケータイプランならドコモ子育て応援プログラムに加入できる
ケータイプランであれば、12歳以下のお子様がいらっしゃる場合に「ドコモ子育て応援プログラム」の対象になります。
ドコモ子育て応援プログラムの特典は以下のとおりです。
ドコモ子育て応援プログラムの特典
- 12歳になるまで毎年誕生月にdポイント3,000ポイント
- 申込みから最大13ヶ月dフォト無料
- 小学校卒業までクラウド容量オプション プラス50GB無料
ボクもしばらくその恩恵にあずかれそうです。
ケータイプランならHUAWEIスマホでもDSDS運用が可能かも?
HUAWEIのDSDV対応スマホ(最近のHUAWEIスマホは全部対象です)ではFOMA+格安SIMでのDSDSができません。
-
【DSDV】FOMA+格安SIMは注意!4G+4G待受けのスマホが主流になってくるぞ!
2016年にDSDS端末が登場し、FOMA+格安SIMでキャリアメールを確保しつつ安価で運用が可能となりました。 時は変わり2018年、携帯電話も徐々に進化しており、「DSDV」というキ ...
続きを見る
片側を3Gに固定できないからなのか、FOMAの仕様が関わっているのかはっきりとはしていませんが、とにかくHUAWEIスマホではFOMA SIMが使えない状況です。
一方、ケータイプランのSIMは4G用のSIM。このSIMの利用はDSDVのスマホにとってあるべき姿と言えるでしょう。
おそらくケータイプラン+格安SIMのDSDSならHUAWEIのスマホでも運用可能なはずです。
ケータイプランには無料通話料がない・・・
残念なことに、ケータイプランはFOMAのプランのように無料通話料がついていません。
そのため、通話が多くなりそうな方は5分通話無料オプションをつけるなどの工夫が必要です。
逆に、ちょこちょこ短い電話をする機会が多い場合は5分通話無料のオプションをつけておけばある程度の定額におさまるので安心できます。
ドコモのケータイプランとFOMAの料金をずっとドコモ特典込みで比較してみた
気になるのは「で、結局FOMAとケータイプランで料金はどれくらい変わるの?」というところですよね。
FOMAのタイプSSバリュー~タイプMバリューとケータイプランの月額・年額を、ずっとドコモ特典を考慮した料金を計算してみました。
ずっとドコモ特典のdポイントは携帯料金にはあてられませんが、実質料金ということでご容赦ください。
ずっとドコモ特典込みでの料金一覧
プラン | 月額料金 | 年額料金 |
---|---|---|
ケータイプラン | 1,222~1,281 (1072~1,281)円 |
14,664~15,364 (12,864~15,364)円 |
FOMA タイプSSバリュー | 1,338円 | 16,056円 |
ケータイプラン+5分通話無料 | 1,993~2,052 (1,843~2052)円 |
23,916~24,616 (22,116~24,616)円 |
タイプSバリュー | 1,961円 | 23,532円 |
タイプMバリュー | 3,061円 | 36,732円 |
※カッコ内は2019/9以前契約の場合の付与ポイント
ずっとドコモ特典の付与ポイントはdポイントクラブのステージにより変わります。
今度は各ステージごとでのケータイプランの年額料金という視点でまとめました。
ステージに応じたケータイプランの年額料金
dポイントクラブのステージ | ケータイプラン | ケータイプラン +5分通話無料 |
---|---|---|
プラチナステージ | 14,664(12,864)円 | 23,916(22,116)円 |
4thステージ | 14,664(13,864)円 | 23,916(23,116)円 |
3rdステージ | 14,664(14,364)円 | 23,916(23,616)円 |
2ndステージ | 14,864円 | 24,116円 |
1stステージ | 15,364円 | 24,616円 |
2019/10以降に契約した方はずっとドコモ特典の付与ポイントによる恩恵が少ないのが悲しいですが、ケータイプランはタイプSSバリューより安いことがわかります。
ただし、ケータイプランには無料通話がないため、実際にはFOMAのプランの方が安かった、ということも多いかもしれませんね。
しかし、ケータイプランにはdocomo Wi-Fiが無料で使えたり、VoLTEでの通話が可能であったりとすばらしい付加価値があります。
また、12歳以下のお子様がいらっしゃる方はドコモ子育て応援プログラムの利用で上記比較料金より年額でさらに3,000円おトクになりますよ。
ボクもケータイプランに契約変更しました
ボクも実際にケータイプランへ契約変更しました。
まずはFOMAからケータイプランに変更可能か確認!
条件としてはFOMA→Xiへの変更に該当するのでまずはドコモショップに電話で確認。
ケータイプランに変更手続きへ!
もともとDSDS運用でiモードは使ってなかったため問題なし、というわけで契約変更へ。
iモードガラケーでメール送受信をしている方は先にiモード⇄spモードのメールアドレス入れ替えをしておきましょう。
Wi-Fi利用時は、「dメニュー」→「My docomo(お客様サポート)」→「設定(メール等)」から設定できます。
※dアカウントが必要になります。
ドコモ子育て応援プログラムの対象となる12歳以下のお子様がいらっしゃる方は加入の申し出をお忘れなく!
手続きは非常にスムーズに完了。
端末の確認はなかったですが、FOMA SIMの色の確認がありました。
FOMA SIMからXi対応SIMへの変更が必要かの確認のためです。
赤色以外のFOMA SIMの場合変更が必要となります。
サイズもnanoSIMにしてくれました。
ケータイプランへの変更に必要な手数料は事務手数料のみ!
ケータイプランへの変更には以下の手数料が必要です。
Xiへの契約変更にともなうSIM変更手数料は0円となっていますので、必要なのは事務手数料のみ。
手数料は翌月に月額費用とあわせて請求されます。
『解約違約金1,000円/定期契約ありなし差額170円』騒ぎによる値上げが気になる⇒ずっとドコモ特典減額へ・・・
ケータイプランの基本料1,200円は、2年間継続契約を条件にしており、契約途中で解約する場合には9,500円の解約違約金が発生します。
2年定期契約をしない場合の基本料は2,700円で、その差は1,500円です。
しかし、ドコモの新プラン発表後、総務省は新たなルールとして、解約違約金を1,000円以内にし、定期契約をしない場合の差額を170円以内にする案をまとめました。
この結果、ドコモは「ずっとドコモ特典の減額」というかたちで対応。
月額料金は低水準のまま維持してくれたのでよかったかなと思います。
ずっとドコモを使用し続ける方にとっては残念ですが・・・。
ドコモ新プラン「ケータイプラン」まとめ
ドコモの新プラン「ケータイプラン」は端末・通信料金分離プランとして発表されたギガホ・ギガライトプランとあわせて2019年6月に開始したドコモケータイ向けの新プランです。
ドコモケータイ向けのプランですが、契約した後はスマホでも問題なく使用できます。
音声通話無料のオプションを選べるので通話が多い人もカバー。
ずっとドコモ特典やdocomo Wi-Fi無料キャンペーンの対象で、FOMAのプランより魅力的な部分が多くあるように感じます。
FOMA+格安SIMと同様にケータイプラン+格安SIMのDSDS運用という新たな選択肢が加わることになるでしょう。
この記事がみなさまの最適なスマホ運用の参考になれば幸いです。